きしもとブログ
オーナー様必見! 賃貸住宅新時代 その1 『可変性を攻略』
2019-10-25
さて、前回お話しした「長期優良住宅」なんですが、なぜこんなに注目されているかご存知ですか?
「長く住める家を建てて、建て替えに必要な資源を削減すると環境にやさしい」ということはよく知られています。
ただこれ、同じ人がずっと住む一般住宅だとわかりにくいんですが、
「そのときどきで入居者が決まりやすい家を用意したい」オーナーさんには、
大きなメリットがある住宅なんです!
長期住宅が重視している基準はいろいろあるんですが、
そのなかのひとつに「可変性」があります。
住む人やライフスタイルの変化にあわせて、間取りを変えられることです。
昭和の日本では、サザエさん一家のように三世代で一軒の家に住むことが珍しくなかったんですが、高度経済成長とともに核家族が増えて、今では未婚率が問題になるほど。一人暮らしが増えています。
そうなると、” サザエさんの家” って借り手がないんですよ。
シェアハウスも話題ですが、そこまで需要は高くありません。
だから最初は4人家族を想定して建てた家を、中を分けて二軒分にして、2組の夫婦が住めるようにするとまた借り手が見つけやすいわけです。
波平さんやフネさん亡きあとは、サザエさん一家と所帯を持ったカツオくん夫婦、独身を通したワカメちゃんがそれぞれにあったサイズの住まいに変えていける。
それが「可変性のある住宅」です。
われながら、” サザエさんの家” はうまいたとえだったんじゃないかと思ってます、
正直なところ。
